合同会社Taktoとともに毎日みらい創造ラボが運営参画している「Startup Promote SAGA」で、令和4年度に事業採択した株式会社すみなす(代表取締役 西村史彦)と株式会社リトコス(代表取締役 三田かおり)の取り組みが、テレビ朝日の「しあわせのたね。」で紹介されました。
(トップ画像は佐賀県)
Startup Promote SAGAは、佐賀県内のスタートアップに対し、自社事業の全国に向けた情報発信や、県内スタートアップ等自らがプロモーションのノウハウを習得できる機会を提供し、事業の拡大や新たなビジネスパートナーとの出会いの創出を重点的にサポートすることを目的にした佐賀県の事業です。
株式会社すみなすは、「生きづらさ」を「おもしろさ」に転換する社会の実現を目指しています。その手段として、精神・発達障がいなどの理由から就労困難な人々に向けて「GENIUS」というアート特化型就労支援サービスを提供しています。すみなすでは「障がい」を「特性」に定義し直し、それを「才能」に転換する「すみなすメソッド」を用いて、佐賀から全国へと地域展開を目指しています。
株式会社リトコスは、唐津の離島の⼀つである⾼島のラボを拠点にし、放棄地を活⽤した原料の⽣産、離島の多様な固有の植物、未利⽤資源からの原料開発をおこない、最終製品の企画・開発まで⼀気通貫で事業を運営しています。これらを基盤に今後、さらにより幅広い未利⽤資源にも研究開発投資をおこない、サステナブルな製品開発・事業展開を⽬指す企業への価値提供に向け、エコシステムの構築を目指し活動しています。
テレビ朝日の「しあわせのたね。」は、「人をつなぐ、未来につなぐ」をコンセプトに、「くらしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践している人たち」を紹介する番組です。
9月9日の放送回では、すみなすの西村さんが出演。ハンディキャップを持った方々が「特性」をいかしたアーティストとしての新たな道を拓く取り組みが紹介されました。障がいを持つ人々が「アートという自分の土俵なら戦える」、そのことを通じて「生きづらさをおもしろさに転換する」社会の実現を目指したい、そんな思いを語りました。
10月7日の放送回には、Retocosの三田さんが出演。耕作放棄地といった島が抱える様々な課題をビジネスで解決する取り組みが紹介されました。島ならではの身近な自然を宝物として世の中に出すことで新たな産業を創出し、そのことで自然と共生する持続可能な島の経済社会が実現できるのではないか、そんな思いを語っています。
メディア露出はともすれば、打ち上げ花火のように一過性に終わることもあります。そのため、今回の事業では単なるメディア露出というアウトプットだけではなく、「なぜその事業をあなたがするのか」「なぜ佐賀なのか」といったミッション・ビジョンといった事業の根幹に関わる部分をランドスケープデザイナーを交えながらの起業家との対話などを通じて、毎日みらい創造ラボでは言語化していきました。
毎日みらい創造ラボでは、今後も全国各地において、起業家の事業構築、取り組みの発信の支援を積極的に行ってまいります。