軽トラックの荷台に設置する簡易ハウス(キャンピングシェル)の組み立てキットを、大阪のベンチャー企業が開発した。商品名と同じ「Kトラハウス」(大阪府大東市)が企画・設計したもので、40万円台の価格で7月の販売開始を目指している。
- <ハイゼット トラック 軽トラック初の自動ブレーキ採用>
- <軽トラや軽ワンボックスはリヤ駆動ばかり?>
- <予約不要 キャンピングカーで気軽旅>
- <「トラックは前」「バスは後ろ」なぜエンジン搭載位置が異なるのか>
- <普段使いもOK 最新コンパクトキャンパーの魅力>
同社によると、居住スペースとなるシェル部分は大人2人が快適に過ごせる広さだ。レジャー用のほか、小さなオフィスやキッチンカー、震災時の避難用シェルターにもなり、寝泊まりできる設備を備えた「キャンピングカー」ならではの用途が想定される。
Kトラハウスの試作車
組み立てキットには解説動画が用意され、専門的な知識や技能がなくても3日で完成するという。シェルの外装デザインは公募したものを使用し、7月21、22日に東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開かれる「東京キャンピングカーショー2018」に出展を予定している。
Kトラハウスの柳生眞喜男社長は「軽トラックは維持費も安く、小回りがきくので狭い路地や山道でも運転が楽。車とシェルが簡単に分離できる工夫も凝らした。DIY(Do It Yourself=自分自身でする)経験者なら組み立ては簡単で、内装はホームセンターで材料を購入すれば自分好みにできる」と話している。【高橋望】