毎日新聞社、メディアドゥ、ブロードバンドタワーの3社で設立した「毎日みらい創造ラボ」(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩澤武夫)は、起業を支援するシード・アクセラレーションプログラム「第6期」の参加チームを選抜するための最終選考会を2020年6月23日に開催しました。その結果として、5チームのプログラム参加、1チームのオブザーバー参加が確定しましたのでご報告します。
いずれのチームも、女性活躍支援や事業承継、コロナ禍における宅配などの非常な重要な社会課題への挑戦のほか、音声認識やブロックチェーン、AR(拡張現実)といったテクノロジーを活用した新たな顧客価値の提供にチャレンジしていきます。彼らの今後の事業成長にご注目ください!
【第6期プログラム採択チーム】
○TEMARI(テマリ)〈代表:富江桃華〉
スコアリングとモニター導入による女性活躍推進支援ツール提供。女性職員の月経等の悩みを個々に解決するとともに、男性管理職へも職場環境改善に向けアドバイスを行うことで、女性活躍推進を後押しする。「えるぼし認定企業」など女性活躍推進に取り組む企業を対象に、男性管理職も適正に評価できる仕組みを構築する
○おうちで健康バイキング〈代表:稲生優介〉
高齢者本人や家族、ケアマネージャーが地域の複数の老人ホームがそれぞれ作る食事から「選んで」注文し、健康と食べる楽しみを提供する「老人ホームの食事を地域の需要と結びつけるプラットフォーム」サービス構築
○LifeView(ライフビュー)〈代表:寺方良平〉
経営参画を希望している個人が投資家の支援を受けながら、事業承継を希望している企業の中から経営者になりたい企業を見つけ、継承できる仕組み「サーチファンド型事業承継プラットフォーム=Run-Up」の提供
○ArsHub(アルスハブ)〈代表:篠田虎彦〉
楽曲の所有権をブロックチェーン上で販売し、音楽をアートのように流通させるプラットフォーム「Cybereum(サイベリウム)」開発。楽曲流通数を制限して価値単価を上げることで、少量販売で多くの収益を獲得しつつファン所有欲も満たす仕組みを構築する。
○Global Ride(グローバルライド)〈代表:倉賀野穣〉
音声認識を用いた海外の休職者や特定技能者と企業とをダイレクトに結ぶ面接プラットフォーム。動画ベースのSNSで、中国、韓国、タイ語など高い音声翻訳のIT技術を有するため、ストレス無く動画で企業や休職者を探せる(※プロモーション動画)
【オブザーバー参加】
○GATARI(ガタリ)〈代表:竹下俊一〉
現実世界とデジタル世界を一緒に映す「AR Cloud」技術を活かし、音声配置アプリ『Auris』の開発。
※ガタリは当プログラムが想定する事業規模よりもやや進んでいるため、他チームと同等の支援対応ではなく、オブザーバーとして限定的なプログラム参加となります。
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、募集から全面オンラインにて運用を進めた「第6期」のシード・アクセラレーションプログラムには、東京を始め全国の起業志望者からビジネスプランへの応募があり、書類選考、面接選考を経て選抜された9チームで最終選考会を行いました。
審査を経て選ばれた5チーム、そしてオブザーバー参加1社は、2020年9月末までの3ヶ月間のプログラムでビジネスモデル、プロダクトをブラッシュアップしてもらい、10月5日に予定している成果報告会「Demo Day」にてプログラム終了後の成果を発表していただきます。
いずれのチームも重要な社会課題と新たな顧客価値の提供にチャレンジしていきます。彼らの今後の事業成長にご注目ください!
■毎日みらい創造ラボとは
株式会社毎日新聞社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:丸山昌宏)が、株式会社メディアドゥ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:藤田恭嗣)と株式会社ブロードバンドタワー(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼社長CEO:藤原洋)の3社で設立した新規事業開発とオープンイノベーションの推進を目的にした事業会社です。
2017年からシードアクセラレーションプログラムをスタートさせ、年2回のペースで展開しています。過去5回のプログラムで計21社への正式メンタリングを実施し、計15社に投資を実行しています。
プログラムは、少数精鋭&ハンズオンの3ヶ月におよぶプログラムでスタートアップを様々な形で応援する内容で、チームごとの個別支援も展開しています。