温泉探しサービス「たびふぁん」グランプリ 毎日みらい創造ラボDEMO DAY

独自のアイデアや技術で世の中を変えたい――。こうした熱意を持つ人たちを応援する「毎日みらい創造ラボ」の約4カ月にわたる支援プログラムが終了し、そのDEMODAYが2日、東京都内の会場を拠点に開かれた。

第8期の起業家支援プログラムを受講したのは、4チームだった。その中で、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を活用した温泉レコメンドサービス「温泉bot(ボット)くん」を展開する「たびふぁん(東京都港区)」がグランプリに選ばれた。

たびふぁんの西岡貴史代表は「温泉地は全国に3000近くありますが、そのうちメディアに取り上げられるのは1割ほど。このサービスでは『温泉ソムリエ』や旅行系インフルエンサーが作成した質問に答えるだけで利用者の好みにあった温泉をお勧めできます。温泉はシニア向けのイメージがありますが、『温泉botくん』を通じて若い温泉好きのコミュニティーを盛り上げたい」と抱負を語った。

3社それぞれの得意ジャンルやネットワークを活用して起業家を支援している。第8期を迎えた「シードアクセラレーションプログラム」に参加した4チームは22年10月から約4カ月、起業家らからアドバイスを受けて事業案を磨いてきた。

アガルート賞はweCAN 姿勢矯正の「背骨計」を開発


メディアドゥ本社(千代田区)で開かれた2日の成果報告会「DEMODAY」は、地方の起業家らをオンラインで結んで開催。受講者らは、プログラムを通じてブラッシュアップしてきた事業案をデモンストレーション(披露)した。

毎日新聞社の松木健社長やメディアドゥの藤田恭嗣社長ら審査員とデモデー視聴者が投票して、グランプリが選出され、たびふぁんには賞金が贈られた。また、協賛企業による特別賞「アガルート賞」には、「weCAN」(仙台市)が選ばれた。

松木社長は「毎日新聞社も新規事業を推進していますが、今回のプレゼンテーションは医療や地域社会など多様な分野で発展する可能性を秘めた提案が多くあり、勉強させてもらいました」と話した。

藤田社長は「ゼロから新しい事業を起こすには、人を動かさないといけません。情熱とスピードを持って人を動かせば、自然と突破口が見えてきます」とエールを送った。

たびふぁんのほか、次の3チームもサービス内容を披露した。

▽SKY SOCIAL(広島市)……地域特化型クーポンアプリ「みせとく!」を提供▽weCAN……東北大発のベンチャーで姿勢矯正メガネ「背骨計」を開発▽poi(佐賀県鳥栖市)……女性のPMS(月経前症候群)緩和を目指すマインドフルネスアプリ「poi」を運営

毎日みらい創造ラボが支援する佐賀県の5チームも熱弁


毎日みらい創造ラボが支援する佐賀県の5チーム(下記)もオブザーバーとして登壇し、熱弁を振るった。

▽WIDE(鹿島市)……部活動と外部指導者のマッチングプラットフォーム「sukusupo」運営▽Light gear(佐賀市)……コラボスペース「音無テラス」運営とインバウンド(訪日客)向け情報発信▽nanoミュージカルスクール(佐賀市)……子ども向けミュージカル教室を手がける▽すみなす(佐賀市)……病気や障害を抱える人に向けたアート特化型就労支援サービス「GENIUS」を提供▽BoostGate(佐賀市)……サウナユーザーに特化した化粧品を提供

また、ゲストとして、第1期プログラムでグランプリを受賞した「ウェルナス」(東京都杉並区)も登壇した。同社は人工知能(AI)を活用した食提案アプリを提供している。

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