【毎日みらい創造ラボ】1期グランプリのウェルナス 信州大発ベンチャーに認定

大学の研究成果を生かした起業を後押ししようと、信州大学(本部・松本市)は25日、県内外の10法人を今年度新設した「信州大学発ベンチャー」に認定した。松本キャンパスで濱田州博学長から各法人の代表者に称号記が授与された。

 大学の研究で得られた技術などを元に、新しい商品やサービスを開発した企業などに「信州大学発ベンチャー」の称号を与える制度。認定後、大学の研究施設の利用や販路開拓、宣伝などで支援する。初認定された10法人は、繊維素材やロボットの開発、健康づくりプログラム作成などの事業を行っている。

 このうち、ヘルスケア事業を手がけるウェルナス(本社・上田市)は、信大農学部と共同で、ナスに多く含まれるコリンエステルという成分をもとに、高血圧改善やストレス軽減に効果的なサプリメントの開発を目指している。信大OBの小山正浩社長(32)は在学中からこの成分の研究を手がけ、そのつながりでベンチャーに認定された。

 小山社長は「『信州大学発ベンチャー』の称号を得たことで、ウェルナスに対する社会の信頼性が高まる」と喜び、来年度のサプリメント商品化に意欲を見せている。ウェルナスは3月、毎日新聞社などが設立した「毎日みらい創造ラボ」の第1期グランプリに選ばれた。【小川直樹】