電通大産学官連携セミナー 「人工知能と社会」~2025年の未来予想~を開催

 人口減少や少子高齢化といった社会課題が山積する一方、人工知能(AI)などの最先端技術の発展が著しい現代の日本。団塊の世代が75歳を超える2025年はどんな時代になるかをテーマに「人工知能と社会~2025年の未来予想~」と題したシンポジウムが電通大人工知能先端研究センター・産学官連携センターなどの主催(毎日みらい創造ラボなど後援)で、2月28日に東京・竹橋で開かれた。

 シンポジウムでは大阪大大学院の福田雅樹教授が「2025年の世界に向けて我々は何をすべきか」と題して講演。AIのこれまでの歴史や課題などを紹介しながら、「利用者の利益の保護と社会のAIネットワークの受容の確保を政策の目的とし、人間中心の社会を実現すべき」と指摘した。

 また、Preferred Networksの丸山宏最高戦略責任者は「AIの活用とレジリエントな社会に向けて」と題した講演で人、工知能研究の歴史を紹介しながら「SFやマスコミに現れる擬人化された『人工知能』はほとんどナンセンス」と述べ、「技術を正しく理解して、驚異と機会を広く議論することが望ましい」と語った。

 シンポジウムには、電通大人工知能研究の栗原聡センター長や坂本真樹教授のほか、人工知能の第一線で活躍するベンチャー企業幹部も登壇し、約150人が参加した。